恥を知れ、内閣解散   文科系

安倍内閣に今、「恥を知れ」と言いたい。妻の参院選挙に大々的に金をばらまいた人物が、その直後の内閣人事で法務大臣になった。そして、この不正選挙の疑いからすぐに辞任。次いでこの度は贈賄理由の逮捕。新聞で伝えられるように多数の地方政治家達に、白昼堂々と現金封筒を配り歩いていたのである。「自分だけは大丈夫」というような、まさに無法者である。ちょっと前にも120万だかの金を使って、自分の選挙民に大々的にうちわをばらまいた罪で辞任した法務大臣もいた。

 法務大臣とは、国の正義の顔だろう。こうしてつまり、社会正義を司る日本国最高の機関をば、すっかり地に落とし続けて来た内閣である。例えばちょっとものが分かり始めた青少年にこう言われるような。
「何が国の正義か! その正反対を白昼堂々と衆目に曝しておいて正義の司って、こんな内閣はむしろ、反社会的集団というべきである」
 ちなみに、こんな内閣の続投を許している多数与党の国会もまた、国家正義を投げ捨てたという同じ意味において「反社会的集団」の共犯者である。