「緊張が今世紀最大レベル」と国連事務総長  文科系

 アメリカによるスレイマニ暗殺事件が今後にもたらすものに関わって、NATO緊急の大使級会合が6日に開かれた。そこでグテレス国連事務総長が語ったのが、表記のこの言葉。
地政学的な緊張が今世紀最大レベルに高まっている』
 次いで、こうも語り継いだと報道された。
『より多くの国々に予測不能な結果や、深刻なリスクを伴う予測できない決断をさせようとしている』

「これに相当する報復をやって見ろ」

 これは、この戦争行為に当たる大事件を引き起こしたアメリカ自身が直後にスイス大使を通じてイランに通告してきた挑発言辞なのだそうだ。これは、イラン高官が世界に明らかにしたニュースである。

 アメリカは一体何を考えているのか? そして、こんな地域に、今、自衛隊を出す日本?

 イラクとシリアだけで関連死含めて既に150万人以上を殺しているアメリカにとっては、特に親イスラエルの米国キリスト教福音派の人々にとっては、イスラム教徒の死など何の痛痒も感じないのだろう。だからこそ、こんなバクチのような戦争挑発ができるのだ。が、絶対に戦争はいけない。イランを巡って戦争が起これば、イラク戦争の何倍の死者と、その数の数倍の悲劇がこの地上に生まれる。考えてみただけでぞっとする。

 アメリカは、今時、どうしてこんなことができたのだろう。一昔前の時代で言えば、ヒトラーによるポーランド電撃侵入か東條の仏領インドシナ侵入さながらの「やりたい放題の暴力」、驚くべき所業に見える。