終に来た「日本参戦」打診   文科系

今朝の新聞で、終に来た、「日本へ、対イラン参戦打診」。中日新聞見出しは、
『有志連合「日本参加を」 ホルムズ海峡 米国務長官が発言』

 これって、本当に何なんだろう。
 ここまでの「ホルムズ海峡、イランの脅威」って、僕にはほとんど「英米の、近頃ずいぶん下手になった、中学生並の学芸会芸」にしか見えなかった。嘘の理由で開戦に持って行った「イラク戦争」を見てきたこの相手、長年の米の「仇敵」イランに何か言うことを聞かせようという脅迫なのだ。こういうときの米が、国連を一切通さずに相手に対するからそう考えるのである。それも、こういう時のいつもの手「有志国連合」。イラク戦争もこれだったが、要するに国連という世界組織がありながら、これをもっと無力にする方向の国連分裂世界工作でもあるわけだ。

 日本は、こんな手に乗ってはいけない。乗ると必ず次の深化が要求されて、やがてこれまでの有志国のようにその国の若者がアメリカのために多数死ぬことになっていく。そしてその一歩一歩が、世界平和組織である国連の有名無実化に繋がっていくわけだ。今の国連がどれだけ無力でも、これの発展がなければ世界平和は目指すことはできないといいたい。ここでだけ、大中小の国々が対等に尊重されるようになる訳なのだから、大中小の国の存亡を、今のアメリカのような利己的暴力から守るために。

 なお、日本がここに参戦すれば必ず、こういう時代へまっしぐらになっていく。近く必然の米中衝突において、その最前線に日本軍隊が立たされること。この戦争は、金融経済帝国アメリカが物作り経済帝国中国を征服して、世界を金融独裁に落とし込んでいくべきもの。人の職業というものは、金融独裁とは両立し得ないから、世界の貧しい人が生きていけず、この世が地獄になるという方向でもある。オーウェルの「1984年」!
 こんなことは今のアメリカを観れば分かる。金融と一体になった産軍複合体が全てを牛耳って、その大多数国民に対する犯罪・不法を暴いた例えばエドワード・スノーデンが「極悪非道の大犯罪者」にされるという国である。